2004年に暴力の被害をうけた女性や子どもたちが心身ともに安らぎ、自立を図る場とて中長期滞在の「共同の家プアン」がスタートしました。現在まで母子や女性たち約130組が利用いたしました。それから約20年間、暴力被害者の保護だけでなく、自立の重要性を現場から訴えてようやく周知が図られ、昨年「困難な問題を抱える女性の支援法」が成立しました。これからは自治体に加えて民間団体の支援が重要視されるようになり、より一層プアンなどの現場の声が不可欠となってきました。
そんな時、家主さんから土地家屋売却のため、契約解除の申し入れがありました。近隣の物件を探しましたが、残念ながら適する物件は皆無でした。
20年間の経験をつなげていくこと、これからが自立の重要性を周知させることができること、地域で確立してきた他団体との連携は私たちの財産であり、自立のプログラムには必要であることなどを考慮し、この地で女性の自立支援を継続していくために、現在のプアン(戸建て)を購入する決断をいたしました。
暴力を受け、心身を回復して自立を図る女性たちや退所後支援を必要としている女性たちがまだまだたくさんいます。今、女性の保護施設が少なくなり、それに反して貧困ビジネスがはびこり、社会的弱者の自立ができにくくなっています。それを阻止するためにもプアンのような市民事業は存在価値があると考えます。
購入価格は1800万円。内部留保と関係者の寄付により1000万円は確保できたものの、800万円が不足し、今回広く寄付を募ることになりました。
以下の振り込み先に皆さまの思いをお寄せいただきたいと思います。
よろしくお願いします。
〜振り込み先〜
郵便振替口座 00230−6−42799
共同の家プアン
2023.11.16
特定非営利活動法人共同の家プアン
理事長 郡司真弓
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